スマホやタブレットの選び方(好みあり)

■そもそもスマホってどんなもの?

2000年代くらに一般的だったいわゆる携帯電話(ガラケー)は、電話機能とメール機能とカメラ機能があり、一部インターネットの機能や地図の機能やゲームの機能などもありましたが、基本的には機器メーカーが用意した機能のみが使用できるものでした。

 

スマホはスマートフォン(Smart Phone)の略で、日本語で言えば「賢い電話」です。何が賢いかというと、パソコンのように様々な機能を備えていて、様々の機能(アプリ)をパソコンで言うソフトのように後からインストールして使えるようにできる点が賢いということになります。

 

元々の流れとしては、Apple社の開発した画面タッチで操作のできる携帯音楽プレーヤーiPodに電話機能が付いてiPhoneになり、それが大画面サイズのものとなって電話機能が無くなりiPadになりました。Androidスマホ・Androidタブレットなどは、iPhoneやiPadに追随する形で開発されてきています。

 

一般的なスマホの特徴は

・携帯電話のように「ボタンで」ではなく「画面タッチで」操作ができる

・パソコンのように多機能で後から機能の追加がどんどんできる

 

一般的なタブレットの特徴は

・スマホより大画面で操作がしやすく見やすいが、その分、大きくて重い

・スマホと違って、通常の電話はできない(LINE通話やSkypeなどは可能)

 

といった点が言えるかと思いますが、もう一つ、インターネット全盛の現代での大切な特徴は、auやdocomoやSoftbank、他の格安SIMキャリアなどと契約することで、家の中や会社の中だけではなく、外でもインターネットが使えて地図や調べ物やメールができることです。

 

スマホが良いかタブレットが良いか

スマホは電話ができます。電話をするならスマホです。また、比較的小さいので携帯して持ち運ぶことができます。対して、タブレットの良さは、その画面の大きさです。新聞を読んだり大きめの画面でインターネットで調べ物をしたり、本を読んだり映画を見たりといったことが希望なのであれば、スマホよりもタブレットの方が向いています。

 

あとは、カメラ・写真・インターネット・地図・メール・ゲームなどなど、できること・使える機能は、スマホもタブレットも基本的にはあまり変わりませんし、使い方もあまり変わりません。

 

■iOSにするかAndroidにするかという選択

スマホには主に2種類あり、iPhoneとAndroidスマホに分かれます。この違いとなるのは、搭載している基本ソフト(OS・Operation System)です。一部、Windowsスマホなどもありますが、よほどのWindows好きでない限り、あまり選ぶメリットは無いのかも知れません。

 

タブレットにも主に2種類あり、iPadとAndroidタブレットに分かれます。この違いとなるのも、やはり搭載している基本ソフトです。他に、Windowsタブレットというものがあり、これはタブレットPCと呼ばれ、キーボードを付けたりすることでモバイルパソコンとして使用できるものになります。

 

iPhoneとiPadはMacでも有名なApple社がOSも機器も作っているもので、使いやすく高性能と評判ですが、少し値段が高いということは言われています。対して、AndroidスマホやAndroidタブレットは基本ソフトであるOSはGoogle社が開発したAndroidOSを採用しており、機器自体は富士通やSONYやNECなどの各家電メーカーが開発しています。高性能なものから最低限の性能のものまであり、値段も様々です。

 

iOSのiPhoneやiPadの良いところ

iOS端末の良いところは、先ず、その安定性と性能の高さです。特に最新のiPhoneであれば、最高品質のカメラと最速のインターネット環境と堅牢なセキュリティ環境、そして安定した動きをする高品質なコンピュータを手に入れたのと同じことになります。

 

AndroidスマホやAndroidタブレットの良いところ

Android端末の良いところは、先ず、その種類の豊富さです。

 

15.6インチ程度のホームノート

家や仕事場中心に使うけれども、たまに持ち出すこともあるという場合、15.6インチという多少大きめのノートパソコンにするのがバランスが良いです。最も多く生産されているサイズのパソコンなので、購入する時の選択肢も広く、いろいろな機種が選べます。

 

この場合も、どのような用途で使うかによって、パソコンのCPU・メモリ・HDDを選択します。

 

12インチから13.3インチ程度のモバイルノート

外に頻繁に持ち出して使用するという場合、12インチから13.3インチ程度のモバイルノートパソコンがお勧めです。これ以上画面サイズが小さくなってしまうと、作業効率が落ちてしまうので、使用用途によっては、iPadなどのタブレットに切り替えることを検討してみても良いかも知れません。

 

そして、もし容量がそこまで必要でなく予算に余裕があれば、SSDを選択されると、振動にも強くて動きも早い高性能なパソコンにすることができます。

 

WindowsとMacはどちらが良い?

Windowsの長所

WindowsやMacといったものはパソコンの基本的なしくみを決めている「基本ソフト」と呼ばれるもので、OS(Operation System)とも言います。

 

最近は喫茶店などでMacBookを使っているお若い方もよく見かけますが、世の中で使用されているパソコンの9割以上はWindowsです。

 

同じ職場の多くの人たちがWindowsのパソコンを使ってワードやエクセルで文書作成をしている場合、Windowsのパソコンを使わないと送った文書が送った先でうまく開けなかったりしますし、そもそもMacのパソコンには最初からワードやエクセルなどのソフトが入っていないことが多いです。

 

特別な理由が無い限り、Windowsのパソコンの方が何かと便利です。

 

Macの長所

少し前までは、デザイン関係・写真関係・音楽関係・Web関係でパソコンを使うと言えば、Macがお勧めということが言われました。これは、デザイン関係や音楽編集関係のソフトがMac対応のものが充実していたのと、Macのパソコンは画面の色や音にとてもこだわっていて、質の高いものだったから。また、MacはOSも機械自体もApple社が共通して作っているため機械の性能を充分に発揮しやすく、壊れにくいのも特徴です。

今は、同じようなソフトがWindowsでも多く出回っており、画面の色や音の質にもとてもこだわっている高性能なWindowsパソコンも多いです。

 

もう一つのMacの特徴は、やはり洗練されたシンプルなデザインで「カッコいい」というところでしょうか。ファッションのような感覚で所有欲を満たしてくれるMacですが、事務仕事など中心に使うのであれば、やはりWindowsの方が搭載ソフトとしては良いのかなという印象です。

 

まとめ

ここまで、パソコンの選び方のお話をさせて頂きましたが、少しでも誰かの参考になれば幸いです。パソコン市民IT講座府中駅前教室では、パソコンを一緒に選んで購入・初期設定の講座なども行っておりますので、ぜひご相談くださいね。