人間の脳にとって 良いこと と 悪いこと

人間の脳には適度な刺激があると良いとされています。刺激があると、脳は活性化し、記憶力や判断力、創造力などが高まるそうです。

反対に刺激がないと、脳は退化し、認知症やうつ病などのリスクが高まります。ではどのような刺激が脳にとって良いのでしょうか?

 

<人間の脳に良いこと>

一つは、コミュニケーションです。人と話しをすることは、脳に多くの情報を与えます。話す相手の表情や声のトーン、言葉の意味やニュアンスなどを理解するために、脳は多くの部位を同時に使います。また、話すことで自分の考えや感情を整理したり、相手の考えや感情を共感したりすることで、脳は感情的な安定や社会的なつながりを得ます。コミュニケーションは、脳の健康に欠かせない要素のひとつです。

もう一つは、新しいことへ興味を持ち挑戦することです。新しいことに挑戦することは、脳に新しい経験を与えます。新しい経験は、脳に新しい神経回路を作ります。神経回路が増えると、脳は柔軟性や適応性を高めます。また、新しいことに興味を持つことで、脳は好奇心やモチベーションを維持します。新しいことへ興味を持つことは、脳の若さに欠かせない要素です。

子供の頃、親とたまに行くデパートへ買い物に連れていかれるだけでも楽しかった記憶があります。親戚の家にお泊りにいくとワクワクと興奮した思い出もあります。これは日常とは違った変化、つまり新しい経験を脳が求めているからです。若くて元気な脳であればあるほど新しい経験を求めています。

 

<人間の脳に悪いこと>

一つは、何事にも興味を持たず人と関わりなく暮らすことです。何事にも興味を持たないということは、脳に刺激がないということです。刺激がないと、脳は活性化されず、神経細胞が死んだり減ったりするそうです。神経細胞が減ると、脳の機能が低下します。また、人と関わりなく暮らすことは、コミュニケーションが減ることを意味します。コミュニケーションが減ると、脳は孤独感や不安感を感じます。孤独感や不安感は、ストレスホルモンを分泌させます。ストレスホルモンは、脳に有害です。

人間の脳は、コミュニケーションや新しいことへ興味を持つことで健康に保たれます。逆に、何事にも興味を持たず人と関わりなく暮らすことで衰えていきます。私たちのパソコン教室やブラッチング教室では、コミュニケーションや新しいことへ興味を持つ機会がたくさんあります。パソコン教室やブラッチング教室で学ぶことは、人間の脳にとって刺激的で脳が若くあり続けるために良いことだと思います。

 

※ブラッチング(ブレイン+ストレッチング)は認知機能には何の問題もない方のための「頭のストレッチ運動」です。

■日本ブラッチング協会 https://www.bratching.com/

■おとなのAula練馬校 http://www.tomato-p.co.jp/