Word 段区切り後の網掛けが前行に逆流⁈対処法3選

こんにちは。

先日Word講座を受講中の生徒様より、こんなご質問をいただきました。

「文書を2段組みにして、1段目の途中で[段区切り]を入れて、1段目と2段目の最初の行をタイトル行にして網掛けを設定したら、なぜか1段目の最後の行の「---段区切り---」って書いてある行にまで網掛けが逆流してきて…消すとタイトル行の網掛けまで消えちゃうし、どうすればタイトル行だけ網掛けになってくれますか?」

 ・・・これはWordあるあるですが、わりと厄介な問題です。

Wordの「段組み」機能を使用している際、特定の段落に設定した書式が意図せず前の段の末尾に入り込んでしまう問題、Wordの仕様と対処法についてご説明します。

 

【段区切りを入れると網掛けが「逆流」する問題】

例えば、

タイトル①(段落に網掛けを設定)

①の本文

タイトル②(段落に網掛けを設定)

②の本文

という文書を2段組みにして、「タイトル②」を2段目の先頭に配置するために「段区切り」を挿入したとします。

すると、2段目のタイトルに設定したはずの網掛け色が、1段目の最終行(段区切りを入れた箇所)にも反映されてしまうことがあります。

この網掛けは印刷にも反映され、1段目の網掛けだけを消そうとすると、2段目のタイトル部分の網掛けまで消えてしまうため、通常の操作では修正が困難です。

【なぜこの現象が起きるのか?(Wordの仕様)】

この現象の正体は、Microsoft Wordの仕様によるものです。

 Wordにおいて、段区切りを設定した段落は「改行された行の先頭」として扱われます。

網掛けを「段落」に対して適用している場合、その段落に含まれる段区切り記号の部分まで色が塗られてしまうため、このような表示になります。

残念ながら、段落全体に網掛けを適用しつつ、段区切り部分だけを個別に除外することはWordの仕様上不可能です。

【解決のための3つの対処法】

この問題を回避するには、以下の3つの方法が有効です。

◆ 網掛けの設定対象を「文字」にする

段落全体ではなく、タイトルの文字部分だけを選択して網掛けを適用する方法です。

メリット: 最も手軽に、段区切り部分への干渉を防げます。

注意点: 文字数によって網掛けの幅が変わるため、段幅いっぱいに色を塗りたい場合には不向きです。

◆ タイトル行の前に「1行」追加する

段区切り記号と、網掛けを設定したタイトル行を物理的に切り離す方法です。

メリット: 段区切り記号が空行(網掛けなし)に含まれるため、タイトルの網掛けが前の段に引き継がれません。

注意点: タイトルの上に少し空きができたり、レイアウトのバランス調整が難しくなったりする場合があります。

◆ 図形を重ねて「網掛け風」に見せる(★お勧め★)

タイトル行自体の網掛け設定はオフにし、背面に四角い図形を配置して色をつける方法です。

メリット: 幅や高さを自由に変更でき、見た目を最も綺麗にコントロールできます。

注意点: 図形のサイズや位置を正確に揃える手間がかかります。

 

【もっと確実にレイアウトしたいなら】

Wordで複雑なレイアウトを崩さずに作成したい場合は、「段組み」ではなく「表」を使う方法もあります。

今回は段組みと段区切りのお話なので割愛しますが、気になる方はスタッフにお尋ねください。

「なぜか色が変なところに出る!」と困ったときは、まずは設定対象を「文字」に変えてみるか、図形での代用を検討してみてくださいね♪