AIにうまくお願いするコツは?まずはプロンプトの書き方から

こんにちは。

先日、生徒様がこんなことを仰っていました。

「ChatGPTって、質問すると長々と答えてくれるけど『そうじゃない』って思うような答えが返ってくるから使いにくいんだよね」

 

AIを使ってみたものの、

 •思ったような答えが返ってこない

 •どう指示すればいいのか分からない

と感じる方は少なくありません。

 

 

AIは万能に見えて、実は人間の意図を読み取るのが得意ではありません。

そのため、曖昧な指示では期待通りの答えが返ってこないことがよくあります。

 

 

例えば、

「なるべく安くて良い感じの旅行プランを作って」

この指示だけでは、

 •誰が行くのか

 •日数は何日か

 •どんな場所を好むのか

といった重要な情報が分かりません。

結果として、ピントのずれた提案が返ってくる可能性が高くなります。

 

AIの性能を最大限に引き出すカギは、プロンプト(指示文)の書き方にあります。

特に、話し言葉でお願いするのとマークダウン形式で構造化して伝えるのでは、回答の精度に大きな差が出ます。

さらに最近では、プロンプトの最初に「役割(ロール)」を指定することで、AIの回答がより安定し、意図に沿った内容になりやすいことも分かってきました。

 

◆まずは「役割」を指定して精度UP

AIは、与えられた役割に沿って回答のトーンや視点を調整します。

たとえば、

 •旅行プランナー

 •プロのコピーライター

 •小学生向けの家庭教師

など、最初に役割を明示するだけで、回答の方向性が安定しやすくなります。

 

◆マークダウン形式で構造化+役割指定

マークダウンとは、見出しに「#」、箇条書きに「-」や番号、強調に「**」などを使い、目的・背景・条件などを整理して明確に伝える方法です。

AIにとっても「情報の構造」が理解しやすく、意図が正確に伝わります。

【例①:旅行プラン作成】

# 役割

あなたは旅行プランナーです。

# 目的

60代の両親と一緒に行く京都旅行のモデルプランを作成したい。

# 条件

- 日程:3泊4日

- 移動手段:公共交通機関のみ(徒歩・電車・バス)

- 宿泊:駅近のホテルを希望

- 活動内容:

  - 歴史的な名所(例:清水寺、金閣寺など)

  - おしゃれなカフェ巡り(1日1〜2軒)

- 制約:

  - 1日の歩行距離は5km以内に抑える

  - 階段や坂道が多い場所は避けたい

# 出力形式

- 日ごとのスケジュール(朝・昼・夕)

- 各スポットの簡単な説明と移動手段

- 表形式または箇条書きで

 

→ 役割・目的・条件・制約・出力形式が明確になり、AIが意図を正確に汲み取れるようになります。

 

【例②:ビジネスシーン(セールスレター作成)】

# 役割

あなたはプロのコピーライターです。

# 目的

新発売の「軽量ワイヤレスマウス」のセールスレターを作成したい。

# ターゲット

- 30〜50代のビジネスパーソン

- デスクワークが多く、肩こりや手首の疲れに悩んでいる層

# 商品特徴

- 重さわずか60gの超軽量設計

- Bluetooth接続でケーブル不要

- 1回の充電で30日使用可能

- 静音クリックでオフィスでも使いやすい

# トーン

- 読者の悩みに寄り添いながら、メリットを明確に伝える

- 過度に煽らず、信頼感のある文章

# 出力形式

- 300〜400文字程度

-「導入 → 問題提起 → 解決策 → 商品紹介 → 行動喚起」の流れで構造化

 

AIは「誰に」「何を」「どのように」伝えるべきかを正確に理解できます。

 

 

◆マークダウン形式が強い理由

 •情報の優先順位が明確になる

 •AIが文脈を誤解しにくくなる

 •複雑な条件も整理して伝えられる

 •再利用しやすいテンプレートになる

特にビジネス用途では、文章のトーン・構成・ターゲット設定など、細かい条件が成果を左右します。

マークダウン形式は、それらを“漏れなく・重複せず”伝えるのに最適です。

 

【★おまけ★そのまま使えるテンプレート】

# 役割

(AIにどんな立場で答えてほしいか)

# 目的

(何を作りたいか)

# ターゲット

(誰に向けた内容か)

# 内容・条件

- (特徴、伝えたいポイント)

- (避けたい表現、強調したい点)

# トーン

(丁寧・カジュアル・情熱的・論理的など)

# 出力形式

- (文字数、構成、箇条書きなど)

 

※注意点とコツ

 •情報を詰め込みすぎない:優先順位をつけると精度が上がる

 •曖昧な表現は避ける:「なるべく」「いい感じに」はNG

 •段階的に依頼する:「まず案を出して」「次に改善して」などステップを分けるとさらに良い

 

AIは「言葉の意味」よりも「構造と文脈」に強く反応します。

だからこそ、役割を指定し、マークダウン形式でプロンプトを構造化することが、AI活用の最大の近道になります。

そうして返ってきた答えに、更に指示を出して会話しながら仕上げていきましょう。

 

「AIがうまく使いこなせない」と感じたら、ぜひ一度この方法を試してみてくださいね。