エコタンク

一般的なインクジェットプリンターでは、インクが切れた際にインクカートリッジごと交換しますが、エコタンク方式では、ボトルに入ったインクを大容量タンクに継ぎ足して補充します。継ぎ足し用のインクはカートリッジ方式よりも価格が安く設定されていて、印刷枚数が多いほどコスト削減効果を期待できます。

セイコーエプソンは2016年にエコタンク製品を国内で販売しました。その後、キャノンも2018年にボトルから継ぎ足して利用する大容量のタンクの製品を国内に投入。現在は「GIGA TANK(ギガタンク)」の名称でシリーズ化しています。

従来のプリンターメーカーは、プリンター本体を安く販売して、専用のインクの販売で主に利益を上げてきました。一方。大容量インクタンク製品ではプリンター本体を高めにして、インクを安く提供しています。

あまり家庭用では大容量インクタンクは普及していませんが、大容量インクタンクモデルがプリンターのトレンドになる時代もそう遠くないのかも知れませんね。