超高速・低遅延・同時多数接続って?

先週、「5G」には「超高速」「低遅延」「同時多数接続」という特徴があるという記事を載せました。この3つの特徴についてお話しします。

◆「超高速」

現在主流の4Gと比べた時の最大の違いは、通信速度。これにより、高画質の動画のダウンロードなどもストレスなくできるようになるでしょう。SNSの普及に伴って、以前よりも動画が使われていますが、5Gでは動画投稿ももっと気軽にできるようになるでしょう。

将来的には「無線」が「有線」を上回る、といったケースも出てきます。

また遠隔地同士でのテレビ会議はもちろん、VR(バーチャルリアリティ・仮想現実)を使った「いつでも」「どこでも」が特徴となるサービスが登場し、普及するでしょう。

◆「低遅延」

通信には「遅延」がつきものです。テレビなどで海外からの映像や音声が少しずれて届くなど、私たちがよく目する現象です。

5Gが普及し通信速度が上がれば、遅延を解消することができます。タイムラグがあるために実現が難しかった、例えば「自動車の自動運転」「自動車など遠隔操作」「医療の遠隔手術」に活かすことができます。

◆「同時多数接続」

人が集まる場所や、イベント会場などでスマホがつながりにくくなったことはありませんか? 災害時でも、大勢の人が一斉に使い始めるとネットがつながりにくくなることがあります。

5Gになると、理論上は1平方km内で100万台(端末やセンサー)に同時に接続ができるようになります。これは4Gの30~40倍の性能です。

同時多数接続が可能になれば、「モノ」がインターネットにつながる「IoT機器」の利用も増えてくるでしょう。

 

ますます私たちの生活に深くかかわってくるインターネット。使いこなさない手はないですね。