こんにちは
先日生徒様から、
「Excelで、印刷後の用紙が綺麗に分割してカットできるように列幅や行の高さを調整したのに、いつのまにかずれていて印刷をやり直すことが多くて。他の人が触っても列幅や行の高さを変えられないように設定できない?」
とご相談いただきました。
多くの人が使うExcelのシート、そんなつもりでなくてもちょっと触っただけで幅を広げてしまったり高さを変えてしまったり、よくあることですよね。
シートへの入力や編集はできても、列幅や行の高さだけは動かせないよう固定したい、
そんな時は「シートの保護」を使いましょう。
「シートの保護」とは、ワークシート内の特定のセルや操作をユーザーが変更できないように制限する機能です。

「校閲」タブから「シートの保護」をクリックすると、ダイアログボックスが表示されます。
その中で、制限したい項目はチェックを入れないようにします。
逆に、制限しなくて良い項目には全てチェックを入れておきます。
「シートの保護を解除するパスワード」欄は、何も入力しなくてもシートを保護できますが、パスワードを入れておけば他人が勝手に解除することはできなくなります。
但し、パスワードを忘れてしまうと保護の解除ができなくなってしまうので注意が必要です。
今回は、列幅と行の高さを保護したいので、「列の書式設定」と「行の書式設定」以外の全ての項目にチェックを入れて「OK」をクリックします。
そうすると、列や行を右クリックした時に出る「行の高さ」や「列の幅」が薄いグレーになり選択できないようになります。
これで、印刷時にずれてしまうこともなくなり、皆で使っても安心ですね!
「シートの保護」は、他にもセルに入力した数式を変更されるのを防ぐためにセルを選択できないようにしたり、図形やグラフなどの編集を禁止したり等、複数人で使用する時に役立つ便利な機能です。
使い方がよくわからない時は、お気軽にスタッフにお尋ねくださいね♪