Excel 「セルの結合」「横方向に結合」の違いは?

こんにちは。

先日Excelを学習中の生徒様に、「セルの結合って、[セルを結合して中央揃え]は文字列の配置が中央揃えになるというのはわかるけれど、他の2つ[横方向に結合]と[セルの結合]は試しても同じ結果になりますよね。この2つの違いって何ですか?」

とのご質問をいただきました。

 

セルの結合とは、その名のとおり選択したセル範囲を結合して1つのセルにするという機能で、選択範囲の左上セルの値(文字列)が保持され、それ以外のセルに入力されていた内容は破棄されます。

種類は[セルを結合して中央揃え][横方向に結合][セルの結合]の3つありますが、このうち文字列の配置に影響を与えるのは[セルを結合して中央揃え]だけです。

 

なので、1行ずつ範囲を選択して結合していくと、生徒様が仰ったとおり[横方向に結合]と[セルの結合]の結果はどちらも「選択範囲のセルが結合され、文字列の配置は変わらない」になります。

 

では何が違うのか?

それは、1行ずつではなく複数行を選択してみるとわかります。

[横方向に結合]では、1行ずつ範囲選択した時と同じ、各行の左端の文字列が結合されたセル幅に広く表示されます。

[セルの結合]では選択した範囲全てがひとつのセルとしてまとまってしまい、一番左上のセルの文字列のみが表示され、他の行の文字列は全て破棄されてしまいました。

 

 

というわけで、選択範囲のセルを結合したいけれど、文字列を中央揃えにしたくない、という場合は[セルの結合]、

複数行の範囲を行単位で横方向に結合したい時は[横方向に結合]を使えば良いという結果となりました。

 

似たような機能ですが、それぞれの特徴に応じて便利に使い分けましょう。

わからない時は、お気軽にスタッフにお尋ねくださいね♪