2024年12月2日からマイナ保険証がスタートします。マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証として利用することです。移行期間が最大1年間あるとはいえ、利用率はまだ低迷中。すっきりとしない移行ですが、マイナ保険証になると何が良くなるのかみておきましょう。
◆マイナ保険証5つのメリット◆
①データに基づくより良い医療が受けられる
受診時・調剤時にマイナンバーカードを用いて受付し、情報提供に同意することで、過去に処方されたお薬や特定健診などの情報を医師・薬剤師にスムーズに共有することができます。
②手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除される
これまでの高額療養費制度には申請が必要ですが、同意すれば、「限度額適用認定証」がなくても、公的医療保険が適用される診療に対しては限度額を超える分を支払う必要がありません。
③マイナポータルで確定申告時に医療費控除が簡単にできる
マイナポータルからe-Taxに連携することで、医療費の領収証を管理・保管しなくても、マイナポータルで医療費通知情報の管理が可能となり、データを自動入力できます。
④医療現場で働く人の負担を軽減できる
お薬や特定健診などの情報を共有することで、業務の効率化が図れます。また、保険資格の情報確認においても、マイナンバーカードによって自動取得ができるため、事務職員の負担が軽減されます。
⑤不正利用を改善できる
現行の紙の保険証で、年間約500万件の本人確認が取れない現状を改善することができます。